DAWN SIGNALS

Drop's DAWN SIGNALS歌詞
1.RED IDENTITY BAND

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

曇り空並ぶ ビルディングの亡霊
あいつらとは違うって 吐き捨てているだけ

穴があくような クエスチョンマーク
抱えたままの ジェットコースター

Oh! ロックンロール・バンド!
どうしようもなく撃ち抜いて
自由にさせておくれよ 今だけは

真夜中冴え渡る アイデンティティも
眠りからさめたら 行方不明さ

嘘つくときの 気分は最低
黒いコーヒー 底なし沼

Oh! ロックンロール・バンド!
しらけた涙 枯れても
信じさせておくれよ 今だけは

Oh! ロックンロール・バンド!
煙の中 光って
形ないままどこまでも
連れてっておくれよ

Oh! ロックンロール・バンド!
赤いライト落ちるまで
夢を見させておくれよ 今夜だけは


2.荒野のビート

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

映画のような三日月だけが 空にはりつき見下ろす
こわれそうな暴力 握りしめた手のひらに
街に吹くのは からっ風だけ
さみしさを連れて 旅にでるのさ

ガラス瓶砕け散って 光がさしこんでる
もう戻れないってことは わかっているよ
その目の色が 焼きついている
信じてる そう口に出して言うのさ

しあわせがほしい いつもそう思うだけ
少しずつ 見えてくる いこうぜ 夜明け前
風のむこうに ひろがっている
いま 踏み出すのさ ビルディングの荒野へと

真夜中の窓をあけて においをたしかめてみる
さむいのはもうそろそろ 終わるって思うよ
蹴っとばしてるビートは いつだって自分のなか
踊りだす 好きなように 落ち葉みたいに

しあわせがほしい いつもそう願うだけ
本当もうそもきっと 出会うのを待ち焦がれてる
しがらみ抜けて まっさらで Yeah
いま 踏み出してよ ビルディングの荒野へと

ふるえている 夜から朝へ ピストルが撃たれる
みじめな気分はもうおしまいにしよう
見えないものが 砕けて はじけて また始まるのさ

しあわせがほしい いつもそう思うだけ
少しずつ 見えてくる いこうぜ 夜明け前
しあわせがほしい ただそれだけなのに
本当もうそもきっと 出会うのを待ち焦がれてる
風のむこうに ひろがっている
いま 踏み出すのさ ビルディングの荒野へと


3.JET SPARK

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

天気がよければ気分はいい
小さめのジェット機でとぶ
つまらないことはしたくないのさ!

Yeah 気にしないで 新しいとこへ行こう
重たすぎる 鉄のブーツ おもいきり ふみならして
あふれだす自由が 瞬間をみたしてる
スパークして とめられない

宇宙に骨を撒いてほしいって
真面目な顔で言うけど それはちょっと
さみしいって思わないの?

Yeah 笑っちゃうくらい 痛快に
今までにないくらいハッピー 右も左もわからない
黒いギターも白いギターも 電気ビリビリさえてるぜ
スパークしてやってくる

Yeah しびれる 楽しくってしょうがない!
エネルギーがふしぎとわいてくるのはなぜ
昼だか夜だか何曜日だか わからないくらいキラキラしてる
スパークして目がくらむ


4.STRANGE BIRD

作詞:中野ミホ
作曲:荒谷朋美

ヘイヘイ 派手な色のシャツ着てウォーキン
(ウォーキン)
重たい曇り空だけつづくウォーキン
(ウォーキン)

今日も明日も働きたくない
レモンジュースの缶がまぶしい
シュワシュワ チカチカ してるぜ

見たこともないあいつが飛ぶ
まぼろしみたいにビルのあいだ
羽をひろげ ギラギラギララ
どこへともなく消えていったわ

ヘイヘイ ありとあらゆる動物たちのダンスホール
(ダンスホール)
なんにもやる気がおきない昼間のソファー 夢のダンスホール
(ダンスホール)

今日も明日もずっとねむたい ねむたいな
はやい車でどこかへ連れていってよ ドライブしたいわ!

Oh Yeah! た・い・く・つ から ぬけだして
チープなおもちゃに 囲まれてあそぼう
いつのまにやら 夢からでてきて
どこ行くの 誰にも気づかれず 虹のなかへ
ついてゆきたい 跳んではねて
わけのわからない 色を ぬるのよ


5.カルーセル・ワルツ

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

うそでもいいから もっと私を ほめて欲しいの
明日の朝には全部消えていたとしても

レコードがまわる
グラスのコーク ストローで飲んでいるだけ
楽しいときに終わりがくるなんて 知らないよ
くらくら 踊るよ

煙草のにおいのマフラー
きれいな色した空きびんならべて
鼻歌うたうよ 夏のアメリカ
背の高いビル 冬の新宿

うそでもいいから もっと私を ほめて欲しいの
言葉に火をつけて びんづめのジャムになる

青いワンピース 言葉のないラジオつけても
コーヒーには何も入れないで
まっくろなままがいいよ

重いカバンをひきずって
バスに乗りこむわ さよなら
焦げ茶色の街が 遠ざかる

うそでもいいから もっと私を ほめて欲しいの
なにが本当かなんて どうでもいいの 溺れていたいだけなの
明日の朝には消えていても 今だけ ワルツを踊るよ

ああ 消えていても


6.木曜日の雨のブルース

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

公園の噴水をただながめて居るよ
時間は止まったまま あの映画のワンシーン

角をまがればさみしがり屋のハーモニカ
水の音に溶けて どこかへとどくまで

歩いても 歩いても あなたに会えはしないの
街は黙ったままよ なにも答えてはくれないわ

月の大陸に
不時着して
夜のあかりをながめたい
だけなのに

歩いても 歩いても あなたに会えはしないの
雨の音 気が狂いそうな程に好きよ

夜の噴水が終わる頃にまた
わたしにもあなたにも降るのよ
木曜日の雨のブルース


7.DIRTY Smoke

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

Yeah, アイム・ウォーキン ぐるぐる
つぎはぎだらけのメタル・シティ
狂気も正気も ビルも団地も 宙に浮いて
どこかで ギラリと光るナイフ

暗闇で 絶え間なく 燃え尽きる煙草
知らないことが多すぎるよ 舌打ちばかり
「全然たりないよ」
けむるダーティーな夢とリアルをおしえて

どこまで行っても なにかもの足りないのさ
本当はなにが欲しいの? わからないわ
今すぐ ダーティーに染めてみせてよ

ダーティーに染めてみせてよ


8.やさしさ

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

マンションの群れ いろんな色の灯りがすき
浮かぶ鉄塔 オレンジ色とまざりあう

なんだか なにも うまくいかなくて なんとなく
帰りの電車 涙がとまらない
どうしても とまらない

やさしい歌を うたいたい
誰も信じられなくってもいいから

飛行機雲が 消えていく
夜が明けたら 外へでよう 白い月がみえるから

全てが からっぽで むなしく思えても
その涙だけは 自分のもの 自分だけのもの

やさしい歌を うたいたい
誰も信じられなくなるときも
その悲しみは いつか消えるよ
明日になったらまた いいことが あるから


9.カーテン

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

夜と朝のさかいめで 息をしてる
砂あらしのTVがないてた

からだは 深い深いプールの底
さめきったコーヒー
そろそろねむりたい (かもしれない)

ゆうべの月は へんに黄色かったね
どこかのお菓子みたいだった
だれかが電話を鳴らすのを ずっと待ってるみたいな気持ち

だけどさゆっくりと 過ぎ去ってゆくの
この気持ちもだんだん 薄くなってゆくでしょ?
いいような よくないような わからないけど
後ろのほうへ流れていく 景色みたいに

宙に浮いたような 季節の変わり目には
さみしさが なにもかも覆いつくして 食いつくしてゆく

目にみえなくても 少しずつ 変わってゆくの
失われて 生まれて また ゆくのさ
うすあかりのカーテンのむこう
雨上がりの街が呼吸をはじめる
これから どうしようか


10.夕やけ

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

いかれたふりして歩いていたら
オレンジ 涙がでてきた

まっくろ カラスが山へ帰ってゆくとき
無限のピアノが弾ければいいのに

結局今日もどこへも行けず
映画のなかで生きたいなんて思う

ああ明日晴れたなら 茶色い鉢植えを買いにゆこう
気分はまるで 水を吸ったフランネル
さみしさで ばらばらになってしまいそうだ

自分が誰だかなんて 忘れてしまいたくなるような 夕やけ
悪いのは わたしです ごめんね
指先はつめたいままで

チョコレートがゆっくりと 溶けていくのを 思いうかべている
ねむることにも もう疲れて
太陽にやさしくされたい なんて つぶやくのさ


11.太陽

作詞:中野ミホ
作曲:中野ミホ

あぁ 心のなかは いつでも変わりつづけてる ぐるぐるしている
傘をひらいたりとじたりして 陽の光が影をつくる

信号が変わって 電話が鳴るよ
みんなどこへ行くの?

風が生まれる場所をさがしに行こうよ
地下鉄の駅 涙がでるけれど
すべてはきっとつながっているのさ
何気ない あれやこれやが たぶん愛なんだと思うよ

時間の流れと 人の流れに
のまれて ゆれて やりすごして
正しさはいつも すりぬけていく
この街の中 涙はどこへゆくの?

暮れゆくビルの影がうかびあがる時
どこかの砂漠の 夜を想うよ

風が生まれる場所をさがしに行くのさ
飛びたつことはできなくても
自分はいつでもずっと ここにいるのさ
何気ない あなたの言葉が たぶん愛なんだと思うよ

夜が明けても降り続ける雨が
行けよ と静かに言うのさ
この心も この体も どこかへつながっている
未来とよばれる どこかへ

風が生まれる場所をさがしに行こうよ
地下鉄の駅 涙がでるけれど
すべてはきっとつながっているのさ
何気ない あれやこれやが たぶん愛なんだと思うよ